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こんな映画を見ました。その感想や覚え書きなど.....

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崖の上のポニョ
JUGEMテーマ:映画

★★★☆☆

崖の上のポニョ初公開年月 2008/07/19

スペード 監督
宮崎 駿
クローバー 出演
山口 智子   リサ
長嶋 一茂   耕一
天海祐希   グランマンマーレ
所ジョージ   フジモト
土井洋輝   宗介
                      奈良柚莉愛  ポニョ

+++ ストーリー +++

海辺の小さな町で崖の上の一軒家に暮らす宗介はある日、頭がジャムの瓶にはまり困っていたさかなの子・ポニョを助け出す。ポニョはクラゲに乗って家出してきたところだった。それ以来、彼らは互いを好きになる。しかし、ポニョはある時、人間をやめて今は海の住人となっている父フジモトによって海の中へ連れ戻されてしまうことに。それでも、いつしか“人間になりたい”という気持ちが強く芽生えていたポニョは、妹たちの力を借りて父の魔法を盗み出し、再び宗介のいる人間の世界を目指すのだったが…

ホットコーヒー 感想

映画を見終わった後に感じたのは、この映画のテーマは何かという疑問。小さな魚の女の子が、人間になりたいと駄々をこね、我が儘が通るお話。この年頃の女の子を持つ親が見たなら、そのあどけない仕草に、うちの子と同じで可愛いと思うだろう。又、成長した女の子をお持ちの親御さんも、あの年頃は、我が家の娘も可愛かったと、娘の幼き日々に思いを馳せるのかもしれない。そんな世代には、受け入れられるのではないだろうか。しかし、子供向けだとするなら、ゴミだらけの海底では夢がない。ましてやファンタジーならば、汚れた現実までリアルに描く必要性を感じない。ただ、海辺のがけの上の家、そのロケーションには魅力を感じる。
| Barairo | 邦画 | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
キサラギ
JUGEMテーマ:映画

★★★☆☆

キサラギ初公開年月 2007/06/16

スペード 監督
佐藤祐市
クローバー 出演
小栗旬
ユースケ・サンタマリア
小出恵介
塚地武雅
香川照之
宍戸錠

+++ ストーリー +++

マイナーなグラビアアイドル、如月ミキが焼身自殺を遂げてから1年が過ぎた。彼女のファンサイトでは、一周忌のオフ会を開催することに。集まったのは、サイト管理人と常連の5人の男たち。初めて直に顔を合わせた彼らは、ミキの思い出に浸り、自慢話で盛り上がる。だが、明るかったミキの自殺という事実に釈然としない気持ちを持ち続けていた5人は、やがてミキの死の真相を巡って怒涛の推理を展開していくが…

ホットコーヒー 感想

記念オフに現れたのは、ただ単に、ファンサイトに集う趣味を同じくする人達かと思いきや、皆それぞれに浅からぬ繫がりのある人とは、マイナーアイドルとは、誰もが憧れる雲の上の存在とは異なり、そのファンも、実際に関わりの有った人レベルであり、友人の範囲内ということか。

香川照之のユニークな演技は、邦画でアクの強い役回りを独占してきた、竹中直人に取って代る存在と成り得そうだ。

良くできたシナリオだとは思うが、しかし、推測された自殺の真相は、かなりのB級オチ。マイナーアイドルに、そこまで浅はかな自滅の道を歩ませるとは、作者は、近頃人気のおバカアイドル達を揶揄しているようにも思えてくる。
| Barairo | 邦画 | 16:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
手紙
★★★★☆

手紙初公開年月 2006/11/03

スペード 監督
生野慈朗
クローバー 出演
山田孝之
玉山鉄二
沢尻エリカ
吹石一恵
尾上寛之
田中要次

+++ ストーリー +++

川崎のリサイクル工場で働く青年、武島直貴。積極的に話しかけてくる食堂の配膳係・由美子とも打ち解けることなく、人目を避けて生きる彼にはある秘密があった。兄・剛志は、弟を大学に行かせるため学費欲しさに盗みに入った邸宅で、誤って人を殺してしまったのだ。無期懲役で服役している剛志からは毎月手紙が届いていた。しかし、それが元でリサイクル工場でも兄のことが明るみとなると、直貴は工場を後にする。やがて、大好きなお笑いでプロになる夢を抱き、徐々に頭角を現していく直貴だったが…。

人気ミステリー作家・東野圭吾の同名小説を映画化。主演は「電車男」の山田孝之、共演に玉山鉄二、沢尻エリカ。監督は「いこか もどろか」「どっちもどっち」の生野慈朗。

ホットコーヒー 感想

人は、切羽詰った状況に陥ると、我を忘れた行動を取ってしまう場合がある。又、魔が差すことだってある。強盗殺人という結果だけを見るとするなら、それは卑劣な犯罪だ。しかし、ひと度視点を変えると何事も様々な側面が見えてくる。たとえ身体を壊そうと、なんとか弟を大学へ行かせてやりたい一念で、自分の人生は二の次に懸命に働く兄の深い愛情は美しい。しかし、そんな兄の気持ちを十分理解していても、犯罪者の身内という現実を、事ある毎に社会の冷酷さとして肌で感じることは、どんなに辛いことだろう。兄が被害者の子供に宛てた手紙にある「6年経ってやっと分った事がある。私は、罪を償ってなどいない。自分が存在する限り、被害者親族に対し、また弟に対して、罪を犯し続けている。」という心情はなんとも哀しく切ない。
| Barairo | 邦画 | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
かもめ食堂
★★☆☆☆

かもめ食堂初公開年月 2006/03/11

スペード 監督
荻上直子
クローバー 出演
小林聡美
片桐はいり
もたいまさこ
ヤルッコ・ニエミ
マルック・ペルトラ
タリア・マルクス

+++ ストーリー +++

フィンランドのヘルシンキに“かめも食堂”という小さな食堂をオープンした日本人女性サチエ。シンプルな“おにぎり”を看板メニューに、フィンランドの人にも日本食のおいしさを伝えたいと張り切るが、やって来たお客は日本のアニメが好きなおたく青年だけ。それでもめげずに淡々と営業を続けるサチエは、やがて訳ありな2人の日本人女性と出会うのだった。

全編フィンランドロケによるコメディ・ドラマ。「過去のない男」のマルック・ペルトラも出演。

ホットコーヒー 感想

異国で小さな食堂を開く、というシチュエーションには憧れるものがあるが、現実的に考えるとその前に難問は山積。ビザは容易に下りるのか。開業に関わる諸々の手続きは場所が北欧と離れているだけに煩雑そうだし、店を軌道に乗せるまでには潤沢な資金も必要だ。それに加え言葉の問題も、他にもまだまだ色々ありそうだ。洒落た部屋に暮らし、夕方からはプールで泳ぎ、お客が来なくてもそのうちね〜なんて、果して呑気にしていられるものだろうか。日本オタクの青年も、毎日只のコーヒーを飲みに来るだけでは、次第にその存在は疎ましいものへと変わって行く。
外国で食堂を開いた。そのうち繁盛すると思いますでは、子供のするお店屋さんごっこと変らないのではないか。そう感じたストーリーには、感情移入もほのぼの感にも浸ることも出来ず私には今ひとつな作品だった。

| Barairo | 邦画 | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
間宮兄弟
★★★★☆

間宮兄弟初公開年月 2006/05/13

スペード 監督
森田芳光
クローバー 出演
佐々木蔵之介
塚地武雅
常磐貴子
沢尻エリカ
北川景子
中島みゆき

+++ ストーリー +++

東京の下町のとあるマンション。30代の現在も仲良く同居を続ける間宮兄弟。兄・明信はビール会社の商品開発研究員。弟・徹信は小学校の校務員。そんな2人は、大好きなベイスターズの試合をスコアをつけながら熱心にテレビ観戦したり、山盛りのポップコーン片手にビデオ鑑賞したりと、しょっちゅう一緒に行動しては楽しく何不自由ない毎日を送っていた。そんなある日、2人はカレーパーティを企画、弟は同じ小学校の葛原依子先生を、兄は行きつけのビデオ店でバイトする女子大生・本間直美をそれぞれ招待することに成功するのだった。

ベストセラー作家・江國香織の同名小説を「家族ゲーム」「阿修羅のごとく」の森田芳光監督が映画化。主演はTVドラマ「離婚弁護士」の佐々木蔵之介とお笑いコンビ“ドランクドラゴン”の塚地武雅。

ホットコーヒー 感想

兄弟のマンションは、まるでワンダーランドだ。夥しい数の蔵書が収納された幾つもの本棚。きちんとディスプレーされた、可愛いミニチュア電車のコレクション。模型飛行機、取り揃ったボードゲームの数々。しかし、そこにオタク染みた暗さや、自分の世界に引きこもりがちといったネガティブな雰囲気はない。何しろ二人は、堅実な職業を持つ立派な社会人なのだ。好きなことや好きな物に囲まれ、常識的でとても仲の良い兄弟が一緒に住んでいる。ただ、二人の恋は失恋続きのようだが、下手に結婚して生活に追われるより、そんな暮らし方の方がずっと贅沢なのではないだろうか。

「来ちゃった」といって、塚地演じる弟の職場である小学校にふらりとやって来て、校務員室の窓越しに、束の間取りとめのない話をするバイト女子大生の妹。終盤近く、この人だと決めた人に失恋したと語る塚地に、これは「友情の抱擁だよ」と言いなぐさめる妹。そんな距離感と屈託の無さが心地よい。

弟が、失恋したときいつも新幹線を見にやって来る大井車両基地。そこから、兄弟でマンションに帰る途中に自転車で通る夜の銀座や芝の風景が、近頃めっきり足が遠のいてしまったそんなエリアの記憶を呼び覚まし、何だかとても懐かしかった。

見終わった後、可笑しくも暖かい兄弟愛にほのぼのとする映画です。
| Barairo | 邦画 | 23:25 | comments(0) | trackbacks(3) |
THE 有頂天ホテル
★☆☆☆☆

THE 有頂天ホテル初公開年月 2006/01/14

スペード 監督
三谷幸喜
クローバー 出演
役所広司吉
松たか子
佐藤浩市
香取慎吾
篠原涼子
戸田恵子

+++ ストーリー +++

都内の高級ホテル“ホテルアバンティ”。新年のカウントダウンパーティーまであと2時間あまり。その成否はホテルの威信に関わり、これを無事終えることが副支配人の新堂平吉に課せられた責務。ところが、そんな新堂をあざ笑うかのように、思いも掛けないトラブルが次々と発生する。

「ラヂオの時間」「みんなのいえ」の三谷幸喜監督が、オールスター・キャストで描くエンターテインメント・アンサンブル劇。

ホットコーヒー 感想

面白い映画だろうという期待が大きかった所為か、少しも笑えなかった。もっというなら、笑えないギャグは寒い、痛い。支配人の白塗りも、「マーダー・ライド・ショー」じゃ無いんだし、鹿の被り物も突飛過ぎだ。何度もホテルに闖入を試みる、篠原涼子演じるコールガールのしつこさにもうんざり。全てがこの調子であり、そんなシーンばかりが2時間以上続くのは辛い。唯一、ラストのカウントダウンパーティーでは、オールキャスト揃い踏みで華やかさが感じられたのが救い。
| Barairo | 邦画 | 23:48 | comments(0) | trackbacks(2) |
女優霊
★★☆☆☆

女優霊初公開年月 1996/03/02

スペード 監督
中田秀夫
クローバー 出演
柳ユーレイ
白島靖代
石橋けい
根岸季衣
李丹
大杉漣

+++ ストーリー +++

新人監督の村井俊男は、カメラテストの映像にまったく別な女優が写っていることに気がついた。それから奇妙なことが次々に起こり始める。映画の撮影現場を舞台にした正統派ホラー。

「J・MOVIE・WARS3」の一作として製作され、WOWOWで放映された。監督は『リング』の中田秀夫、本作が劇場デビューとなる。

ホットコーヒー 感想

すごく怖いと評判なようで気になっていたところ、Yahoo!動画にて、タイムーリーにも配信していたので見ました。しかし、モニターよりも小さいプレイヤーで見た所為もあるのか、全然怖くなかった。「怖くない」、もうそれしか感想がない、そんな映画だった。期待し過ぎたのだろうか…
| Barairo | 邦画 | 23:34 | comments(0) | trackbacks(1) |
もうひとりいる
★★☆☆☆

もうひとりいる初公開年月 2002/12/07

スペード 監督
柴田一成
クローバー 出演
佐久間信子
世那
河辺千恵子
榊英雄平
諏訪太朗
津田寛治

+++ ストーリー +++

もうひとりの自分の姿を見たものは必ず死に至ると恐れられている伝説・ドッペルゲンガー現象を題材にした作品。廃校を舞台に、もうひとりの自分が自分を殺しに来るというドッペルゲンガー現象に襲われる少女たちの恐怖を描く。

「呪怨」の清水崇と「EKOEKO AZARAK/エコエコアザラク」の鈴木浩介というホラー界のカリスマ2人の全面サポートを受け、本作で劇場映画デビューの柴田一成監督は脚本も兼任。

ホットコーヒー 感想

廃校という設定にしては校舎はきれいで、そこに怖さを感じることはない。歪む顔も、ソフトでグリグリいじりましたということが手に取るように分り、簡単な加工だったことが想像される。物語の終盤近く散々人が死んだ後で、「ごめんなさい、みんな私の所為なの。私がドッペルゲンガーが呼び出したの。」と告白する無口な少女。もう一人の生き残った少女が、「だったらまた同じことをして帰ってもらいましょ。」と言うと、「いやよ!もうあんなに怖いことはやりたくないの。」ですって…自分でしたことの落し前くらい、きちんと自分でつけろってことです。とはいえ、それはティーンエイジャー特有の身勝手さなのだろうけれども。
物語はサクサク進み、そして誰もいなくなりそうな60分後に終わるという短さなので、ちょっと時間が空いた時にでも気軽にどうぞ。
| Barairo | 邦画 | 00:40 | comments(0) | trackbacks(2) |
回路
★★☆☆☆

回路初公開年月 2001/02/10

スペード 監督
黒沢清
クローバー 出演
加藤晴彦
麻生久美子
小雪
有坂来瞳
松尾政寿
武田真治

+++ ストーリー +++

OLのミチの同僚が突然自殺をし、それ以降彼女の周囲の人物が次々と姿を消していく。同じ頃、大学生・亮介のパソコンのインターネット画面に「幽霊に会いたいですか」という不気味なメッセージと映像が届けられる。やがて両者の事件はシンクロし、恐るべき事象がふたりに襲いかかっていく。
監督は、『CURE』の黒澤清。

ホットコーヒー 感想(ネタバレ)

ネット絡みのホラー映画という点に、新しいタイプの恐怖かと興味を持ったのだけど、それが、ゾンビに滅亡させられた人類よろしく幽霊に駆逐される世界人類…とまでことが大きくなると、いったい何時の間に話がそこまで進んだの?という違和感を拭いきれない。
| Barairo | 邦画 | 23:55 | comments(0) | trackbacks(1) |
CURE キュア
★★☆☆☆

CURE キュア初公開年月 1997/12/27

スペード 監督
黒沢清
クローバー 出演
役所広司
萩原聖人
うじきつよし
中川安奈
螢雪次朗
洞口依子

+++ ストーリー +++

犠牲者の首から胸にかけてがX字型に切り裂かれるという、奇妙な殺人事件が立て続けに発生していた。いずれの加害者も事件直後に犯行現場付近で逮捕されること、そして犯行の直前まで犯人に明確な殺意がなかったことが共通していた。やがて、一連の事件に関連のある人物として記憶喪失の放浪者、間宮が浮かび上がる。間宮の事件への関与を確信した高部刑事は、彼を拘留し尋問を続ける。しかし間宮は独特の話術を弄し、周囲の全てを不安と苛立ちへと追い込んでいくのだった。

ホットコーヒー 感想(ネタバレ)

CUREとは、病気を治すという意味で、身近な人を殺すことが、自らの心に溜め込んだストレスを解放する手段であり、その行為こそが即ち自分に対する妙薬だなんて、そんな狂った理屈はいくら何でも受け入れることが出来ない。人を殺めることは、そんなに容易くない。人としての一線を越えない限り出来るものでは無いのだ。愛する人を亡き者とし自らの心を癒すだなんて、なんと胸糞が悪い話だ。作品の出来云々以前に、この映画のテーマに吐き気すらを覚える。
| Barairo | 邦画 | 00:19 | comments(0) | trackbacks(1) |
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