★★★★☆
初公開年月 2005/10/22
監督
ティム・バートン マイク・ジョンソン
声の出演
ジョニー・デップ
ビクター
ヘレナ・ボナム=カーター
コープス・ブライド
エミリー・ワトソン
ビクトリア
トレイシー・ウルマン
ポール・ホワイトハウス
アルバート・フィニー
+++ ストーリー +++
19世紀のヨーロッパ。小さな村で、ある結婚式が迫っていた。新郎はビクター。成金夫婦の気弱な一人息子だ。新婦のビクトリアは、落ちぶれた貴族の娘。つまり、この結婚は政略結婚。でも若い2人は出会った途端、互いに好意を抱く。が、内気なビクターはリハーサルをこなすことができず、暗い森でひとり練習することに。そして誓いの言葉とともに、それが、死体の花嫁=コープス ブライドの細い指だとは知らずに、小枝(と思われたもの)に指輪をはめた。
ヘンリー・セリック監督とのコンビで人形を使ったストップモーション・アニメ「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「ジャイアント・ピーチ」を手掛けたティム・バートン監督が、ロシアの民話を題材に描くダーク・ファンタジー・ラブストーリー。ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーターはじめ、豪華で多彩な顔ぶれが登場人物の声を担当。
感想
「
ナイトメアー・ビフォアクリスマス」が大好きな私は、この映画の公開をとても楽しみにしていました。ビクターの弾くピアノのメロディーは良かったし、コープス・ブライド=エミリーからの贈り物、「スクラップ」は、ナイトメアー・ビフォアクリスマスに出てきた、ZEROの骨バージョン?で愉快だ。しかし、ナイトメア程引き込まれることがなかったのは、テーマが良くある恋愛だからだろうか。それとも、ハロウィンやクリスマスといったイベントには、無性に引き付けられる何かがあるのだろうか。
ナイトメアに登場する、いたずら小僧の三人組「ロック・ショック・バレル」、や「フィンケルスタイン博士」のように、愛すべき脇キャラが不在なのも残念だ。
しかし、ビクターは気弱でいつも疲れている為か、とんでもない不測の事態に遭遇し極度の疲労をため込んでいる所為か目の周りはグレーで縁取られており、まるで彼も又コープスのようだったよ。